血糖値を下げるホルモンとその働きとは!
血糖値の調節を行なっているのは、肝臓やすい臓、副腎などの様々な臓器と、様々なホルモンと自律神経です。ホルモンの中でも、血糖値を上げる働きのホルモンは、グルカゴン、成長ホルモン、アドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾールなどたくさんあります。
しかし、血糖値を下げる働きをするホルモンというのは、インスリンだけです。
血糖値を下げるホルモンはインスリンだけですので、血糖値を下げるためには、いかにインスリンの分泌をコントロールできるかということに、かかっていると言っても過言ではないでしょう。
血糖値を下げるためには、インスリンの働きを高めることが大切です。
インスリンの働きを高めるためには
では、インスリンの働きを向上させるにはどうすればよいでしょうか?
もともと、人間の体というのは、とても高度な機能を持っていますし、ちょっとした不具合があっても、自己治癒力というものが備わっていますので、そう簡単に壊れることはないはずです。
しかしながら、近年では、昔とは比べものにならないほどの高カロリー、高脂肪、高糖質の食生活をするようになりました。
また、ほとんど一日中動かなくても、特に困らない生活スタイルとなっているため、よほど意識して体を動かさなければ、運動不足となってしまいます。
こうしたことも原因となって、わたしたちは簡単に生活習慣を崩してしまいがちです。
以前であれば、普通に生活していれば、体を壊すことはなかったはずなのですが、現代においては、普通に当たり前に生活していても、体を崩してしまうのです。
そのことは、二人に一人はガンになってしまう、さらにそれよりも多くの人が生活習慣病になるというデータからも納得がいくでしょう。
生活習慣病になってしまう人の多くが自分の血糖値が正常値なのか、という事に関してあまりにも無関心というのにも原因があるでしょうが。
ですので、血糖値を下げるために、インスリンが正常に働くようにしたいという場合には、これまでの生活習慣とは異なる生活習慣を身につけなければならないでしょう。
インスリン機能を向上させるのに、もっとも効果が高いと言われている食事療法があります。
それは、糖質制限食というものです。
糖質制限食は自分でもできる食事療法ですので、簡単に実践することができます。